鯨が海底で唄う時

何ヘルツでも聞き分けてみせるから、歌ってよ

試練の星のひとかけら さあ呪文を唱えよう~Travis Japan デビューコンサート"The SHOW"新潟公演2日目2公演レポ

2023年1月、遂にあのTravis Japanがデビューコンサートツアーを開催した。待望のアリーナ単独公演、待望の初公演都市も加わるなど開催自体にも期待が込められた今回のツアーに、自分も「のえ担」として参戦。Jr.祭りや行ったライブのバックに着く皆様は見てきたけれど、トラジャの単独ライブに行くのは初めて。熱気冷めやらぬまま、記憶に閉じ込めるべく、ハイライト的なレポを残す次第。

 

ちなみに自分が行ったのは2日目、2月19日の昼公演と夜公演です。公演毎の違いも追記していきます。あと、のえるくんロックオンな主観多めです。

 

 

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街中でチラホラ見かける新潟のシンボル。せっかくなので新潟駅近くにあるホワイトで1枚。朱鷺メッセ近くにもオレンジがある

 

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2月の新潟でライブをやる猛者ことトラジャ。県内該当市外、新幹線の車窓はご覧の積雪量。市内はそこまでだったけど降雪も積雪も有りな参戦に

 

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今回の川島如恵留くんのうちわ。死ぬ前に見る夢すぎるカッコ良さ。お気づきの方もいらっしゃると思うが、朱鷺メッセの写真は強風と雨天で1枚も無い

 

セットリスト

 

  • OP映像
  • THE SHOW
  • PARTY UP LIKE CRAZY
  • JUST DANCE!
  • 自己紹介

 

Act1 - Hollywood -

  • Put on a Happy Face (少年隊/Dance ver.)
  • 夢のHollywood
  • Happy Groovy (ジャズver.)
  • Swing my way(新曲)

 

Act2 - Electronics -

  • FIRE!! (Kis-My-Ft2 ユニット曲/Wカイト)
  • PINEAPPLE (V6/ Shizu メイン)
  • GET ALIVE × Lock Lock Remix

 

MC

 

Act3 -Japanesque-

  • ダンスコーナー
  • 和太鼓コーナー(Gentaソロ)
  • VOLCANO (和楽器ver. / 和太鼓:Genta)
  • Namidaの結晶
  • Never My Love (ジャニーズ)
  • 君だけに (少年隊/のえげん)

 

Act4 -Street-

 

挨拶

 

 

AC

 

  • BIGBANG BOY
  • DRIVIN' ME CRAZY(新曲)
  • Together Now

 

OP

 

「Travis Japan Debut Concert 2023 THE SHOW~ただいま、おかえり~」Short Teaser - YouTube

↑とりあえず見てくれ

 

入ってすぐ見えたのがセンステに浮いている球体。なんだろーこれー?とか思ってたらOP映像がここに映し出されてた。え、こういうのってメンステにスクリーンが合ってそこに映るんじゃないの?と思ってよく見たらメンステが幕で覆われてる。ああ、スクリーン隠してるからその代わりか。なんか「Travis Japan LIVE 2020 ENTER 1234567」に出てきた球体のちっこいver.って感じだったな。このライブ、デビューコンであるのと同時にJr.からの卒業も兼ねてるから今までのライブの集大成で、ハイライトポイントが所々ありました。んで、幕が開いたら……

 

THE SHOW

Travis Japan「The Show」 IMAGE NATION ~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?〜より - YouTube

↑前回のツアーも充分神演出だったが……

 

最初、踊るグループだからステージ上にいるのかな?と思って舞台上に視線を向けたら、居ない。ジャニーズあるあるの上から出てくるやつかなーと上バッ!と見ても、居ない。でもなんかその中間に「居る」んだよね。よく見たら馬鹿デカい車が浮いててそこに7人がいた

 

Travis Japan on Instagram: "⁡ ⁡ Travis Japan Debut Concert Tour 2023 THE SHOW 〜ただいま、おかえり〜 ⁡ We're back here!!!!!!! Los Angeles🇺🇸→Japan🇯🇵 ⁡ #THESHOW #DebutConcert2023 ⁡ #TJgram #WorldwideTJ #Johnnys #TravisJapan"

↑ここに写ってる車に乗ってます

 

デビューコンとは思えないド派手演出で登場するTravis Japan。デビューしたから?渡米したから?なんでか分からないけど、絶対に今までじゃ有り得なかった威厳がそこにある。似合う。本当にカッコよかった。

 

やっと出会えたメインスクリーンには、トラジャが留学してたLAやハリウッドの景色をはじめ、世界中の様々な景色が映し出されてる。んで、ラスサビでお台場の夜景になる。ここが凄く感動する……。ああ、みんな揃って帰ってきてくれたんだ、この素敵な景色を伝えに来てくれたんだ、って。

 

あとのえるくんがサビ以外でカッコつけてくれて、サビでめっちゃ手を上下させて煽ってくれたの嬉しかった。弱聴の自分はいつか耳が聞こえなくなるのでは、という不安と闘っている。そんな自分でも、のえるくんとなら一生ライブが楽しいことがデビューコンで確約された。

 

PARTY UP LIKE CRAZY

Travis Japan I 3rd Place Team Division | Frontrow I Orange County 2022 | #WODOC22 - YouTube

↑これ思い出して泣きそうだった

 

この曲で車が徐々に降りてくる。みんな滝シードの上に上質そうな上着着ててやばいのだけれども、これを脱ぐメンバーもいる訳で。車が着地した時に(車が着地した時に)上着を脱いだメンバーから降りてくるのです。だのに川島如恵留と来たら1番後部座席からなかなか降りてこない。

 

……と思ったら、のえるくんのソロパートをキメキメで歌い終わって急に後ろ向くのね。んで、めちゃくちゃセクシーに上着脱ぐんです。無理(好き)。それ持って車から飛び降りてさ。上着を車に向けてノールックでこっち見ながら放ってさ。先に踊ってる6人に加わってさ。また自分のソロパート歌ってってヤバいだろ。どうなってんねん。好き。

 

自己紹介

 

JUST DANCE!でセンステに行ってたのだけど、そこからメンステに踊りながら帰るハイパー集団。

 

  • 2月19日昼公演

 

1人目の元太くんがちょっとアプデ後で不具合起こしたのか、「おはようございまーす!」しか言わないバグが発生してた。松倉海斗さんに至ってはそれを受けておはようございまーす!連呼名乗り無しで松松やないかい。そんな我が子達が愛しいのえるくんは「1番最初に挨拶したのは松田元太です!」とめちゃくちゃ優しくフォロー。ちなみにまちゅの名前は呼んでなかった。不憫倉さん健在。

 

  • 2月19日夜公演

 

公演間にアップデートが始まってしまったのえるくんが今度は不具合。「いぇーい!」しか言わない。最後に「僕はぁーのえるー!」とちゃんと言ったので花丸。知ってるー!って叫んでいじめたくなるぐらい可愛かった(良い子は絶対真似しちゃダメ)。

 

Put on a Happy Face

 

松倉海斗のソロダンスが宝塚。以上。褒めてます。

 

って言うのだと不憫倉が多すぎになるので……正直、こういうショーっぽいダンスってのえるくんがやるんだとばかり思ってた。のえるくんがアクロバットに関して「全員出来るけど、得意分野をそれぞれ特化する意味で僕が責任を持ってやってる」と言ってたのを思い出した。PLAYZONEで結成されたトラジャ、例え途中合流の人もいるとは言っても、ショーダンスが出来ないメンバーがいないはずが無い。このパートも、あの球体と同じJr.時代のハイライトなんだろう。

 

Happy Groovy

Travis Japan「Happy Groovy」(LIVE 2020 ENTER 1234567) - YouTube

↑5万回言うけど俺はこののえるくんがはぴぐるで1番好き

 

川島如恵留のピアノはヤバいって。賛成コンの配信見ていつか聴きたいとは思ってたけど、まさかこんなに早く叶うとは。お隣には汗だくの元太くん。全然捌けないで喋り倒す。

 

  • 2月19日昼公演

 

急に「ありがとう」と言い出す元太くん。なんならなんか適当に弾いてるし。まだありがとう連呼するから痺れを切らしたのえるくんが「何ですか?」って聞いたら「名前言ってくれて……」。「え?」「ほら、最初……」……あ、自己紹介のこと今お礼言ったの!?えー、可愛いけど意味わかんないけどかわいいし面白すぎる……。理由分かった後も捌ける間際までありがとう連発で、去った後にのえるくんがポツリと「元太の汗が凄い……」と鍵盤が最悪の状態になってしまったことを暴露。ベタベタだったのか、ちょっとミスってしまい、ディズニーキャラのドナルドみたいにぶるぶるぶる……と首を振る。かわいい。

 

  • 2月19日夜公演

 

元太くんが全然帰らない。すると今度はマイクも通さずなんか言ってる。「え?」とのえるくんが聞き返すと、「今日ものえるです」と元太くんは言い出す。「いや、あなたはのえるじゃないですよ」という至極当然のツッコミが飛ぶ。でも懲りずに「今日ものえるです」を連発。挙句にのえるくんに「今日ものえるです」を強要。生で聴けちゃった……可愛かった……。久々で恥ずかしかったのか、この日もピアノがミスで中断してしまった。でも綺麗なのは伝わる!人前で演奏出来る腕があるだけで充分、心から尊敬出来ます。

 

ジャズピアノに苦戦を強いられた様子が2023年3月14日ののえまるに記されている。13度ってやばいな、とジャズはやった事ないけど音楽経験者は何となく想像出来る……。1月ののえまる定期更新では、お正月の過ごし方として「家でも出来る練習」を1つに挙げてたけど、きっとこれだろうな……本当にありがとう……。

 

2番でダンスに合流するのえるくん。渡米中にジャズダンスがさらに好きになった!って言ってたから、見られて本当に嬉しかった。でも、他のダンスと「楽しそう」とか「得意げだぁ!」とかの差が良い意味で無くなっていってるって発見はこの曲でより感じた。

 

Swing My Way

 

"New Song"ってスクリーンに出てきた時めっちゃええー!?って言ってしまった。ここで持ち込んできたの納得なぐらいJazzy。のえるくん好きそうー!!ってなってたらのえまる定期更新デビューコン裏話編で唯一触れられた選ばれし新曲だった。のえるくんだけ弓矢のリリックダンスあるのはズッキュン。

 

  • 2月19日昼公演

 

実はピアノのくだりから右腕の裾がずっと捲られたままだったのえるくん。多分それ、左腕の長袖が正解だよね……と思ってたらこの曲で右手を見る振りの時に「絶対に見てるぅぅぅぅ」ってなった瞬間があった。でもね、のえるくんは凄いから。気づいたのか気づいてないのか分かんない顔のまま振りに合わせて裾伸ばしてた。最高。

 

FIRE!!

 

ガヤキタのみんな大好き!!な曲をWカイトで。最初からずっといる球体が気持ち大きくなってビリビリしてる。これを囲んだり、引き寄せたり、2人で触ったり、なんかまた膨らんだり、変化しながらのパフォーマンス。球体に左手翳してる中村海人のしたり顔が好きでな……(のえ担)。

 

てか今更だけど、Actが計4つに別れてるの良いな……4回違うショーを見たみたいで充実してた。

 

Pineapple

 

令和版最強の遠距離恋愛ソングがここでセットリスト入り。これはヤバい。ダメ。だってさ、

 

画面の向こう 朝陽の部屋 

ほお張るメロウイエローなパイナップルを

見せびらかし あなた 笑う

こっちはもう 雨の夜さ

 

ウチらじゃん。トラジャ渡米中のウチらじゃん。時差がある遠距離恋愛の歌はあんまり無いよ本当に。ドンピシャで選んで来たのか。ドンピシャで選ぶぐらいトラジャも感じてたのか。泣いて良いか?許可無くても泣くぞ。

 

本家リスペクトな椅子を使ったパフォーマンス。トラジャオリジナルな部分もあるけれど、椅子使ってやってるだけでああああああああぁぁぁぶいいいぃぃぃぃとなるこちら、ジャニオタの始まりが長野担。下で閑也くん、壇上でのえるくんがセンターなのを見てぶっ倒れそうになる。

 

ナミダの2番とかもなんだけど、閑也くんセンターの時に「いけええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇかませええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」みたいな人格が降臨する。椅子に座る6人を電流みたいに操ってる閑也くん、めちゃくちゃ良かった。

 

その椅子なんだけど、御本家みたいな4つ足があるものじゃなくて正方体のボックスで競り上がるステージに属してるものなんだよね。背もたれも長方体でモニターがついてて、テーマに似つかわしく電流がずっと流れてる。その上に急に乗り出して筋肉めちゃくちゃ使うダンスしてる6人もえげつない。脚投げ出して腹筋だけでで背中倒して戻す振りとかどうなってんだろう。ちょっと言葉で説明出来ないから全員円盤化されたら見て……。

 

Lock ALIVE ~ GET ALIVE × Lock Lock Remix

 

もうね、聴いた瞬間に「のえるくん、やってんな……」と思いました(褒めてます)。GET ALIVEの叫ぶようなキーが少し低くなってて、あれ?という出だしで始まるんですが、これもまた良い。Lock Lock聴こえた時に全てがつながって、衝撃ったらない。

 

ファンになった直後、のえんちゅが好きすぎて2人のエピを探してる時、新幹線で隣の席になってうみくんがのえるくんにこうアレンジして欲しいって頼んだところ、その場でやってくれて帰りの駅着くころにもう出来てたっていう話聞いてやられてたんだよな。

 

WODの和風アレンジRemixものえるくんがやったんだもんね。本番が終わってWOD振り返りののえまるで「GET ALIVEだけどうしても和風に合わせる事が出来なかった」と泣く泣く諦めてたのを教えてくれてた。報われて良かったげとあら。ときめきもDance with meも和風になれたのになれなかったげとあら。

 

今思えばのえまるにもツアーの為にRemixの作業やってたのかなって文章あったけど、「創作意欲が止まらない」ってあって。多分、その創作意欲の延長があの背景の映像なんだと思う。最初は黒い絵の具が垂らされてるところに、赤が交じる。GET ALIVEの時だけ赤なんだ、と気づいた時、Lock Lockがかかって青が加わる。紫に見える部分もあるけれど、決して完全に混じることは無い、その事実に強さを感じる。それぞれの曲の良さを否定しない感じが好きだった。

 

そんなこんなで、のえるくんのRemixだ、Remixと言えば川島如恵留だ、となってたのに。やっぱりのえまるで僕がRemixしました!!名付けてLock ALIVE!と言われたら新鮮に驚ける。あれだけのことをのえるくんがやったの……?と驚ける、良質なRemixだった。多分、自分の表現したいことがこのRemix自体に詰まってるからだろう、他の曲とまた違う類の自信にあふれたパフォーマンスするのえるくんがいた。

 

ファンサコーナー

 

急に虎が現れたんですよね、会場に。トラジャのメンバーの暗喩とかではなく、灰色の虎が7匹現れたんですよ。んで、それにみんなが跨るんです。そのまま会場を移動してました。本当だもん。本当に虎がいたんだもん。嘘じゃないもん……。

 

Travis Japan【デビューコンサート】ウラ側全部語ります! - YouTube

↑詳しくは御本人達による証言から

 

ここから3曲かけて7人ともこの通称「トラッコ」と一緒に会場を1周。客席にファンサをしていきます。のえるくんのファンサ、本当に全部衝撃的だった。7割近くが手話。これ、のえ担さんも分かってないと成立しないよね。ぉっょぃ同担が多い界隈……。

 

MC

 

中盤でのえるくんに寄る当時リリース前だった「Travis Japan - The untold story of LA-」の宣伝があったり。ちゃんとコーナー設けてやるの良いよね。この間、6人はステージに散らばって画面が大きく見えるようにしゃがんでてちまっ、としてた。先生の話ちゃんと聞く幼稚園の子たちみたい。偉い。

 

  • 2月19日昼公演

 

いきなり中村海人がいない。6人で挨拶することにめちゃくちゃ困惑してくれるトラジャさん達。頭下げたぐらいでうみくんが上手から登ってきた。「ねぇ!見て!」と泣きそうになりながらうみくんがのえるくんに訴えてたんだけど幻じゃないよね……?いや、きっと事実だ、その後のえんちゅ2人でステージ上且つ上手にある、ステージ裏へと続く階段の方を見てたから。のえるくんが「あ!本当だ!水が無い!」と叫ぶとすぐにスタッフさんがステージボトルを籠で持ってきてくれてました。

 

しかし、スタッフさんが籠を差し出した先にいたのはしめちゃん。しめちゃんもまるでいつもそうしてるかのように(今回のツアーに初めて来た自分はマジで信じた)籠を持ってメンバーの元へ。それを見たうみくんは「俺の仕事取られたぁ……」とこれまた泣きそうな顔で言う。それを見てMCの回しをちょっとちゃかさんに委ねて微笑んで見てるのえるくん。MC開始からの数分間、のえんちゅは先生と幼稚園児だった。

 

  • 2月19日夜公演

 

声援が力になるねーという本当に温かい話をMCでしてくれるトラジャ。どんだけ良い人なんだあなた達……。しめちゃんにいたっては「声援があればバク転も出来るもん……!!」と強気発言。宣言通りにしめちゃーん!!と観客全員で声援を送ると……あれなんだ?横に回転する感じの、なんか見たことないバク転してた。え、なんだあれ?と思ってたら元太も声援受けてバク転してた。Mステでいきなり初めて突然やってから出来るバク転。うわー、すげぇ。+81のA・RA・SHIで見たやつ。2連続でバク転見て(※MCです)、うわあやっべぇとこ来た……となってたらぷんすこしてる可愛い御方が……!!「ねぇ!!僕の時もそのぐらい歓声あげてよぉっ!!」……ごめんねええええええのえるくんんんんん……後半バク転で死ぬほど声出した(当社比)。

 

後半はちゃかさん、しめちゃん、まちゅがお着替えで捌けます。3人が捌けなきゃいけないタイミングでうみさんが構わず元太くんに話振ろうとした時、元太くんがちゃんと戸惑って話止めたの良かったな。でもあれ、多分、うみさんは捌けない元太くんだから話振ったんだろうな……。捌けるねーって言って3人は着替え行くんだけど、もしかしてこっそり行って欲しい派なのかな、と。気遣いが渋滞してるグループ。

 

和楽器コーナー

 

まず、MCが終わった瞬間にセンステからちゃかさん、しめちゃん、まちゅが和装で登場。華麗なダンスがさらに華麗に見える衣装は、白基調で紫のラインが入ってる、というのがベースのデザインだけどよーく見ると1人ひとり違うもの。背面には虎のデザインが描かれていて、しっぽが正面に続いてるという粋な感じ。かわいい。だけじゃない。和が為せる業なのか、凄く美しい。実はこちら、のえるくんがデザインしてくれたものだと後からのえまるで知った……。ますます好きになるじゃんか、衣装も、のえるくんも。

 

そんな衣装の上着部分を脱いだ元太くんが臨んだのが、和太鼓。めちゃくちゃ上手くて……あの、普通に、鼓膜まで響いてて鳥肌だった。後半につれて腕が下がってくる……とかも本当に無い。完全に目を奪われていると、のえるくん、閑也くん、うみくんもダンスの方に合流。からのVOLCANO。全てが良すぎる。

 

Namidaの結晶

Travis Japan「Namidaの結晶」MV (「虎者 ―NINJAPAN―」テーマソング) - YouTube

↑該当チャンネル初投稿動画

 

トラジャ担として初めて行った現場が2021年の虎者だった自分、やっとまた見れた……と胸がぎゅっとなる。ここからは元太くんもダンスに加わります。

 

初めてこの曲を聴いた時はまだトラジャ担じゃなかったけど、本格的に応援するその前から「虹がかかる 雨が上がった丘で 僕は何を見ているだろう」って歌詞が大好きで。ああ、多分、「まだ見ぬ世界」ってデビュー後の世界だよなぁ、と勝手に解釈してたんだけど。デビューコンサートで歌うと、もっと高い丘が、景色が待っているはず、そういう意味で歌い続けられるんだ、と思うと、尋常じゃない鳥肌モノだった。

 

でも、これはこれで「まだ見ぬ世界」なんだよな、と思ってたら、大サビの間で上から大量の……羽根が。こちらの大量の羽根、のえまるで「どか羽根!!」と名付けられていた。うん、確かに新潟のどか雪みたいだね……!!あー、綺麗。このブロック、総じて好きなのにのえるくん無双だと知ると尚更好きになる。

 

Never My Love

 

彼らがジャニーズとしてデビューした意味の全てがここに詰まっていた。

 

君だけに

 

君だけにがやばい。開いた口は塞がらないし、刹那が切なすぎてドライアイになるぐらい瞬き出来ないし、瞬きした瞬間涙が溢れてくる。賛成コンに続いて考察厨を全肯定してくれるようなのえげんワールドが繰り広げられていた。

 

競り上がったところに元太くん、その下にのえるくんがいるという立ち位置と構成。元太くんのステージはこちらに見えている側面がモニターになっていて、元太くんが動く度に波紋が現れるという美しすぎる演出が……。一方ののえるくんの方は、「Namidaの結晶」で散らばった羽根の中でずっとコンテンポラリー。アクロバットも入ってたり、居なくなるかのようにステージに寝転んだり、密度のあるコンテンポラリー。

 

美しいけれど、ずっと儚くて、たまに荒々しくて、1つ筋が通ってそこに気持ちが乗っかっているような、そんなのえるくんのダンス。渡米する前より、ダンスの緩急の中にある気持ちの軸が見える気がした。のえるくんの中で、表現だけじゃなくて感受性も感化されたのかなぁ。両者とものえるくんの中で既にかなり大きなものだったけどなぁ。あぁ、すごいなぁ(人生1周目)。

 

2人は、ダンス、歌に加えて演技をしていた、とも言える。でも、なんか、Jr.の時の2人はあの海の彼方へと居なくなってしまったような気もした。ずっと支え合ってきたのえげん。急に元太くんが「まま」と呼んでもちゃんとのえるくんが対応して成立してたのえげん。新しい自分を引き出してくれた、とのえるくんに言わせて得意気になってた元太と2人でのえげん。のえんちゅ厨の自分を泣かせてきたのえげん……。

 

元太くんが上側で水平線で踊っているように見えたから、のえるくんは浜で踊ってるんだと思ってた。海の向こうにいる人を想ってて、その気持ちをダンスに昇華してて、最後にやっと会えた!ってやってるのかな?というスーパーポジティブシンキング考察厨みたいなこと考えてた。現時点(2023/02/25 17:34:11)ではまだだけど、ロリデみたいに答え合わせした時に死ぬやつかもしれない。

 

あと、今回のデビューコンはJr.時代の集大成なのかなポイントがここにもあって。「Travis Japan Live tour 2021 IMAGE NATION~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?~」という前回のツアー、通称「賛成コン」ではコンセプトとしてメンバーそれぞれがある国の国王という設定があった。加えて各々の担当をプロデュースするという神構成において、元太くんは「-Moon-月の国」の王になり、Hey! Say! JUMPの「Last Dance」をソロで披露した。一方ののえるくんは「-innocent-美の国」で、様々な愛の形をどれも美しいと訴えていた。

 

月が浮かぶ海とのえげんのダンスはまさに美しさそのもの。今までに見た中で1番綺麗な青と白で映し出されたバックスクリーンは過去、歩み出すかのように寄り添う2人は未来だと思った。あんなの見たら激重にならざるを得ない。

 

LET'S MUSIC

 

ラジカセ持ってセンステに現れたギャル姉妹による最高のパフォーマンス。衣装が可愛くて羨ましかった……この時は。ダンスにおいてオールジャンルいけそうな2人がストリートを選んだということに色んな意味を見出している。アメリカでインプットしたものをここでアウトプットしているのも、らしさを発揮しているのも伝わる不思議なダンス。2人の長所だと勝手に信じていた、「表現に見える繊細さ」とストリート特有の大胆さの融合も受け取れる。

 

そして曲とピンクとオレンジのペンライトの配色が合いすぎている。ペンライトなんてみんなの好きにするのがライブだと思うけど、トラジャ担は暖かいなと心から思えたパフォーマンス。

 

Turn up the vibe

 

しめまちゅみたいなストリート系の服着て5人も登場で即夢叶う。のえるくんは緑基調でうみくんと似てるデザイン。このツアーで披露された新曲で個人的には1番好きなので、配信まで何万年だろうと待ちたい所存。

 

上を向いて歩こう

 

そっか、坂本九さんと同じレコード会社なのか。やば。……って多分Capitolと契約決まった時も言ってた気がする。偉大な曲カバーさせてもらえたなぁ……。坂本九氏をメイトって呼ぶ宮近さん、それでも尊敬の念が伝わるのは、やっぱり7人の歌い方が丁寧だからなんだろうな。こちらはトラッコに乗って歌うのだけど、公演毎に違うのえるくんがいたのでそれぞれシェアさせて下さい……。

 

  • 2月19日昼公演

 

トラッコ乗る前からどてーーーーーん、って寝てた。だーーーーーん、って上向いて、しゃきーん!って立って、トラッコ乗って、まだどーーーんって寝てた。……?上を向いて…………歩こう……?ってなって見てる観客の方々も含め、かわいい光景。

 

  • 2月19日夜公演

 

曲に合わせて身体をユラユラさせるのえるくん。乗る前にうみくんと何か話してた。そして、しんみりと上を向いていた。Twitterで色々見て、そういうことなのかなーと思ったり、思わなかったり。誰にとってものえるくんは、愛されるべき可愛い人であって。だからこそ、愛されていることを実感して、愛してくれる人に想いを馳せる時間があって、良かった、って。

 

WODメドレー

Travis Japan | USA Team Division | World of Dance Championship 2022 | #WODCHAMPS22 - YouTube

↑これです

 

前の曲の間、アメリカ留学中の写真がスクリーンに流れてからの、こちら。まさか生で見られると思ってなかった……!

 

あのWODの3日間を終えての感想で「乗り切れたよ!」が先に来たメンバーが、これだけのダンスを、これだけのセトリのここで踊る勇気にまた涙。踊り切れる体力も気概も留学で手に入れたんだ……。しかも、7人全員いる。閑也くんがいる。みんなで踊ってる……。7人でデビュー出来てよかった。この先、ずっとみんなでダンスが好きでいられますように。

 

挨拶

 

JUST DANCE!のバラードver.を一節歌った後、7人全員が個人で挨拶。……あれ音源欲しいな。ワンコーラスでもいいからまた配信してくれないかな。SHOCK組はセンステ、しめしずWカイトはメンステで。せっかくなら7人分の挨拶を……と思ったけどここまでで充分な文字数なのでのえるくんの挨拶をそれぞれ抜粋してちょっと思ったことを書き留めておく。自分の為に。

 

  • 2月19日昼公演

 

「僕の好きな作品に、ヒーローが活躍するというお話があります」と、ヒロアカの話をする回。大好きな作品に準えて話すのだからポジティブにいくのかと思いきや、「この世界に、ヒーローはいません」とキッパリ。残酷なことを、でも当たり前のことを、はっきりと言うのえるくん。「でも、生きるという目標の為にアイドルをしています」と続ける。アイドルがいるから、救われる瞬間がある。のえるくんがいるから、生きたいと思える明日がある。うん、負担にならないように聞いて欲しいけど、貴方はやっぱりヒーローだ。

 

  • 2月19日夜公演

 

Travis Japanは不器用で泥臭い感じで、見る人によっては遅咲きだと思われてしまうくらい粘り強くやってきた」。……それがトラジャの良いところだと自分は思うけど、常にアイドルに華やかさを求める人はそうでも無いのか。一瞬自分が迷うと、「好きな言葉に大器晩成という言葉がある」と続けてくれる。「すぐに大きな花が咲かなくても少しずつ大きくなって、いつか大きな花を咲かせられるように、そのお花で1人ひとりを包んでいけるようなグループになりたい」。凄いな、デビューはまだつぼみなんだ。日本語では真に美しい器を創るのに時間がある、いう意味の言葉。実は英語だと"Grate flower blooms late"、「大きな花は遅咲きである」と表現される。沢山の表現を携えて、のえるくんは世界を駆けていくんだ。そんな予感のする挨拶だった。

 

JUST DANCE!

Travis Japan - 'JUST DANCE!' Music Video - YouTube

↑まじでかっこいいから見て

 

2回目とはいえ本編最後にデビュー曲を持ってこられるの、トラジャならではな気がする。デビュー前でオリ曲沢山は本当に恵まれている。多分、分かっててここにフルver.を持ってきたんだろう。でも、2回目だからこそのデメリットもあるのでは無いだろうか。1回目に比べて体力の無さが見えるとか。でもそんなの関係無いトラジャだった。デメリット無かった。しかもそこから階段駆け上がって本編終わるからすごい。自分は一体何を書いてるんだ本当に。

 

DRIVIN' ME CRAZY

 

どんだけ新曲抱えてるの!?なんか、とんでもないタイミングでリリースされそうでめちゃくちゃ楽しみ……!!なのはさておき、JUST DANCE!の最後のままアンコールをずっと階段上で待ってて、BIGBANG BOYからの、これ。すんごい自由。

 

  • 2月19日夜公演

 

寝っ転がったまちゅに便乗して階段で寝っ転がるのえるくん。……と思いきやしめちゃんも合流。のえしめはまちゅの後ろに合流してたのに、元太くんは前に合流するの……松松……すぎる……。その後ちゃかしずも連なって寝そべってはい、可愛い。そんな6人を「っはーーーーしょーがねぇーーーーくっだらねぇーーー」って顔でどーん、俺はやらんぞとばかりに仁王立ちするうみくん。……でも最後には1番前でびゃーーーんって寝そべってた……(泣)。自分で書いててあれだけどこのブロック最初から最後まで可愛い。

 

Together Now

Travis Japan「Together Now」(LIVE 2020 ENTER 1234567) - YouTube

↑今回は沢山人がいたよ……

 

あんなに踊ってたのに、疲れた顔1つ見せず、最後はアリトロで向かってくれるトラジャ。そんな優しい人にこんなの歌われたら堪らないよ。のえるくんは概ねトラジャと変わらない手話で歌ってくれた。最後の曲でこんなにもできるだけ近づき、距離が近いような歌詞の曲を歌ってくれる。これからは、いや、これからも、ずっと一緒だよと言われてる気がした曲。最高の締めくくり。

 

所感

 

話が大幅に逸れるだけで無く、完全に自分の話になってしまうのだけど、先日こんな稀有なことがあった。今まで何度もネットで検索して出てこなかった情報が、雑誌でポン、と見つかったのである。そういう利点もあってとある人は自分にその雑誌を薦めてくれたのだろう。この約5年で見つからなかった情報に出会った時、あまりに自然に、且つ唐突に出てきたので見逃しそうになった。

 

対象の減少という理由に負けず、どんな書媒体も絶やすな、とデモを起こしそうになったのはまたさておき、何が言いたいかというと「〇〇にしか出来ない役割がある」ということである。今まで自分は「あらゆる媒体から情報を瞬時に掻い摘んで提示するもの」がネットの利点だと思っていた。あれだけ読書をしながら、「本を読む時間がない人の為にネットはある」、「ネットで得た情報を深める為に読書がある」と勘違いをしていた。書媒体にしかない情報もあるのだ。

 

万物に同じことが言えるなら、「Travis Japanにしか出来ないこと」も存在するのではないか。ペインぱぱの子供達であり、ジャニーズとして育てられ、長い間Jr.として活動し、ダンスを武器に、渡米も経験し、事務所初の世界デビューをした「アイドル」である、彼らにしか出来ないことがきっとあるはずだ。ここまでの道程ですら、彼らにしか出来ないこと尽くしである。ここからハイスピードで飛ばして偉業を成し遂げちゃうんだ、幕が開いて7人が登場した時にそう確信したのだ。それを証明する為の、今回のショーだったんだ。