Travis Japanの川島如恵留くんが主演の舞台「惰性クラブ」が上演された。前年に「全ての幸運を手にした男」が上演されたグローブ座に、かなり短いスパンで帰ってきた。しかも今回は自身初の単独主演地方公演も大阪・梅田芸術劇場ドラマシアターにて叶った。今回は東京、大阪の計3公演についてレポを書いていく。

↑およそ半年ちょいぶりのグローブ座にて。マチネ前、デカポスターが輝いて見える

↑グローブ座入口横のサイネージ。ソワレ前後だと反射して上手く映らないのがミソ

↑マチネ終わりのデカポスター。グローブ座のこれが好きなんだ……

↑マチネ終わりのサイネージ。夜はめちゃくちゃ光ってて逆に反射しない、不思議

↑ソワレだととんでもない晴れでアツい。さすが晴れ男の座長

↑ソワレ終わり。こうやって見ると毎回空が違うから是非写真を撮る際の参考に……なるか……?

↑大阪会場・梅田芸術劇場ドラマシアターに続く階段の前にて。本当は外で撮りたかったが生憎の雨の為、みんなここで撮ってた

↑大千穐楽閉演後、ドラマシアター出入口横にて。相変わらずのえ担は譲りあえるからあんまり列を作らない

↑今回のパンフレット。のえるくんの持ってる某雑貨店のノートに似てて好き
今回は休憩無しノンストップ舞台だったけど、暗転する所を区切りとして4幕構成ぽいので則って書いていく。そこから中見出しでシーンを掻い摘んで書くスタイルとする。専らネタバレしかしてないのでご容赦頂きたい。逆にもう最近は分かる人には分かる、観に行った人は分かるみたいな文章しか書けないので、分からないで強行突破する人もそれはそれでモヤモヤするかもしれない。以下、レポである。
開演前
会場は演出の都合上室温を低くしてるので羽織るものを持ってきてください、という今まで見た事ないアナウンスがTwitterでなされてた。開演時はそこまでだったけど確かに物語が進むにつれてこういうことかー、って感じの寒さ。ちなみに前列の方だと照明と演者さんの演技がアツすぎてそれどころではない。
舞台となる倉庫が開演前から見えてる状態。全編宮崎弁だけど街としては架空の地方とあって、その証拠に絶対もう使わないソリが下手に立てかけられてる。開演前にめちゃくちゃ倉庫の様子見るのに夢中になったんでメモの限り書いてきますね。長いなと思ったらもう少しスクロールすると第1章ってあって、そこから内容に入るんでもし良かったら。
舞台の中央に積み上げられたビール瓶用のカゴがあって、そのうちの1個が本棚みたいに置かれて漫画が並んでる。合計22冊あったら怖いなと思ったけど多分それより多いな、という印象。手前のテーブルの下にミライすごろくがあって絶対遊んでないだろうなー、になる。上にはオセロが置いてあったのでひとまず頭の中で完璧に「陰ニモ日向ニモ」を踊る。
このビール瓶用のカゴの横にCDラジカセがあるんだけど、下手側にもラジカセがあって、雑然感がエグい。そのさらに横にビニール傘が6本刺さってるゴミ箱がある。ビニ傘も下手のゴミ箱にもう1本ささってて片付け苦手なのに捨てたくなる。
上手側の壁に賞状あったんだけど、おばあちゃんとかの家ってなんでああいう賞状あるんだろ? その手前には事務机。事務机の上にはG退治のスプレー。この時舞台にあるもので1番光ってたので、出てくるのか……と1回落ち込む。だって横にある五重塔のレプリカより光ってるんだもん。金色のレプリカより光ってて使わないことないだろうなとは思ったよ。
え待って、天井にバドミントンの羽刺さってね……? と思ったら大阪大千穐楽のカテコであそこに刺さってるんですよ~!! と座長が教えてくれた。やっぱり……? って言って東京公演になかったヤツならウケる。ちなみに大阪のステージはめちゃくちゃ広いのでグローブ座で所狭しと置かれてる物がほーーーーーーーんの少し広がってた。これすごかった。
上手とセンターの間にドアがひとつあって、そのドアと事務机の間に冷蔵庫。冷蔵庫は上下それぞれにドアがあってそれぞれ出前のポスターが貼ってある。この後ろには菅原さんのラーメン屋さんのポスターも。あとこの冷蔵庫と事務机の間に金属製の棚があってその1番上にガムテープが死ぬほどあって要らんやろになる。最下段には金庫があって、自分は一体ずっと何を見てるんだ。
第1幕
チルだけどPOPな歌が流れて、風の音がどこかからするなぁ、と思うと電気ストーブの灯りがつく。いつの間にか全ての音が止んだ時、灯りに照らされた直哉がたった一言、「寒っ」と2回言う。
こんなに印象的な始まりなのに次の瞬間にゴキブリ退治始まるから面白い。和希と順平もここで出てきてゴキブリに戦く。順平が頑張って立ち向かって、和希はちゃんとゴキブリを見てサポートするけど、直哉は1番離れたところから指示するだけ。いきなりもうメタファーが活きてるのかな、と捉えられた。3人のキャラがもうこれだけで分かる気がするし、人物を理解するシーンとしてはテンポ感が良い意味で速い。最後に来た梨奈ちゃんなんて踏み潰してて、なんで惰性クラブにいるかわかんないもんね。それがあれに繋がるんだもんね。凄すぎる。
ただ倉庫に集まってゆっくり過ごすだけの惰性クラブに起こった事件その①、不審者情報。梨奈がこの後出てくる菅原さんに「不審者の男は3人のうちの誰か何じゃないか」と言われた話をする。もうこの時点で和希、順平、そして直哉は不安になる。そりゃ疑われたら嫌だよね。
事件その②、惰性クラブの元メンバー・裕太が彼女の江間汐音ちゃん(名前爆カワすぎ)を連れて倉庫にカムバックする。裕太が東京に行った人というだけで、惰性クラブの男性陣はめちゃくちゃコンプレックスを刺激される。和希は荒ぶり、順平は自分の中で葛藤し、直哉は口数が減る。直哉はそれでも空気を壊さないように努めるけど、実は自分が一度上京して帰ったという何とも苦い過去があった。何かあったのか、それを思い出したのか、直哉は倉庫を出ていってしまう。
直哉に何かあったか知ってそうな梨奈と順平、それを抜きにしても一応心配してそうな汐音、気にしない和希、何を考えてるか分からない裕太。でも次の瞬間にはみんなでリフティングしてるからすごい。めっちゃ安心する場所なんだなって伝わる。
6月16日 マチネ
和希リフティングぶっ飛ばしてボールが下手C~E列に飛んでってたwww 大阪大千穐楽のカテコでもイジられる伝説となる。
6月17日 ソワレ
和希リフティングぶっ飛ばしたから客席に背向けてリフティングしてたwww 和希ー!!www
やがて直哉不在のままの倉庫に菅原さんが現れる。ダボッとした服の男だったという情報を元に、菅原さんは和希と順平を疑う。こうやって書くとシリアスなんだけどちゃんと面白いシーンだった……。
7月5日 大阪 マチネ 大千穐楽
ズボンの下り、和希が菅原さんに「これ菅原さんがくれたやつっすよ」ってセリフが追加されてて(アドリブ?) wwwwww そうなん?! wwwwwwwww 「おぉ……じゃあこのズボン(菅原さんが履いてるやつ)ももう1本やるよ」って言ってて意味分からんwwwwwwwwwwww
菅原さんは疑うだけでなく、惰性クラブの皆にたむろするのをやめろと勧告する。特に倉庫の持ち主の孫である順平は酷く自分を責める表情になるほど追い詰められる。急に訪れる険悪ムードをぶっ壊したのは、上着なしで出て行った為、寒くて戻ってきた直哉だった。
第2幕
ここは直哉たち惰性クラブのメンバーの過去を振り返る回想シーン。スタートは直哉がサッカーを辞めてしまった高校1年生の秋。あー、こりゃ金髪じゃダメだー、になった。グレて金髪になりました、みたいなのも見たかったけどね。そこから高校生活を通して直哉、順平、梨奈、和希、そして裕太の人柄も描かれていく。
惰性クラブが結成されて意気揚々としてきたところでさっき流れたCHILLでPOPな歌が歌詞付きで流れる。前述のラジカセから流れてて順平が止めると止まるから好き。でもこれオリジナル曲なのかな? 検索しても出なかった。なんにせよサブスク等々で聞きたい気になる感じの本当にドンピシャ好きソングだったんだ……。あとここで何する5!! って言ってるんだよね。最高すぎ。
和希、順平、裕太が先に階段を駆け上がり、一番後ろにいた梨奈ちゃんが倉庫出たとこで「直哉ー!!」って叫んでて(かわいい)、それを直哉が追いかける。直哉が階段の一番上に足をかけようとすると、当たりが真っ暗で静かになる。
高3の夏、と壁に照らし出され、遺影を持った直哉のお父さんが倉庫のドアから出てくる。お父さんの後をついて舞台中央へ。遺影に写ってるのはなんと直哉のお母さん。ここからお父さんに迷惑かけていけない気持ちとどうにかしなきゃいけない気持ちが重なって、でも根本的に自分の限界にしか焦点合わせられない直哉の気持ちになっちゃうと結構キツかった。舞台を観に行くってこういうことだよなと改めて。
てか今書いてて気がついたんだけど、のえるくんまたお母さんいない役じゃない? 音楽劇「A BETTER TOMORROW ―男たちの挽歌―」では某事件により家族で一人だけ生き残ったマーク、舞台「全ての幸運を手に入れた男」では7歳でお母様を亡くされたデイビッド役。もうここまで来たら舞台を作る人が感じる何かがのえるくんにはあるんだろうな……となってくる。
漫画を読んでる梨奈の後ろから「26巻!」と言う直哉。正解、という梨奈ちゃんから離れる直哉のステップがあまりにも軽やか過ぎて、人って恋するとこんなに足取りがふわっとするんだ、って感じたりして。それが美しく感じられて、ずっと印象に残ってる。あとこのシーンの裕太が何か履き違えてる感じがして好きだった。制服のシーンから挙動やばいなと思ったけどトドメ刺して来てて、現在パートで垢抜け大成功しながらイキってるの見たら可愛いなとすら思っちゃった。僕は誰ですか?
上京して社会人になるシーンがあるとなるとそうだね金髪ダメだね! とトドメ刺さった感。さておきここの重低音がビート打つ感じとか車の往来が激しい音とか薄くEDMにも聞こえるボカロぽいの流れてるのとかリアルだった。セットは倉庫のままなんだけど、暗くなったところに映像と照明が加わるだけで渋谷だってめちゃくちゃ分かる。コロナのシーンも同じ手法が使われてた。直哉の心の叫びが表現されるところもそう。全部完全に違う世界だった。すごい演出の中に自担がいる……。
コロナ禍のシーンで直哉と裕太がすれ違うシーン、すごい良かった。お互い見て、目を逸らして、タイミングズラして見て、目が合ったように見えて、でも合わなくて、すれ違う。凄かった……。今思い出しただけで鳥肌が立った。
↑のリンクで惰性クラブのダイジェストが見られるんだけど、該当シーン映ってるのて是非
6月17日 ソワレ
お母様のシーン前、階段上ろうとして足上げたとき、上手く上がれなかったぽくて上から3段目で立ち止まってた。対応力……。
第3幕
順平だけが来なくて胸が苦しくなる。もうしんどい。自問自答をメンバーで1番繰り返してた順平がクラブにおける進退を他人からも突きつけられてたんだから……。直哉は何にも気付いてないのかただ順平の不在にイライラするだけ。寂しさが拗れてるだけなんだろうけどね。
自暴自棄になった直哉は思わず梨奈に「なんでここにいるの?」と惰性クラブにおける存在意義を聞いてしまう。本当に最低だと思った。一度でも一瞬でもそういう関係だった梨奈ちゃんにそんな事聞くなよ……と頭抱えた。でもここで寂しいくせに!! って言うのも酷だよなぁー……。案の定思い詰めてしまった梨菜が出て行こうと扉を開けると、直哉のお父さんが入ってくる。状況を飲み込めないでいるクラブのメンバーを余所に、町内会長の町田さん、菅原さん、そして仲村さんも遅れてやってくる。
この仲村さんこそが、不審な男がいると町内会に訴えた張本人。見たまんま言わせて頂くと清潔感のない挙動不審のおじさん……で、正義感を振りかざす感じの人に守られてそうな人。そして町野さんは、正義感を振りかざしそうな人。直哉の親世代で、若い人を片っ端から目の敵にし、特に和希を警戒する。ここから大人中の大人と、惰性クラブのメンバーが衝突する……。あんまり核心つきすぎちゃうのも良くないので、ここからの事はぼやかして書きます。
直哉のお父さんがこの辺で「こういう時、大人は何にもできないぞ!!」って叫んでて、まじでこのセリフすごい好きで。とはいえこの章の後半で親世代がここで出来ることが片付けしかないってなんだよ、と思ってしまった。作品に対してではもちろんなく、普通に登場人物の行動心理がダッサいなと感情移入してた(何のフォローにもなってない)。もうなんかめちゃくちゃ、めちゃくちゃダサかった。ガチ抑止した菅原さんが動けてなくて、直哉ぱぱがちゃんと危険物をぐるぐるしてんのはなんか、なんかまだギリまあ、大変でしたもんね……になるけど、もっと怖い想いした梨奈ちゃんとか直哉に声かけんとね?
特にそこの町内会長さんとやらよ……ねぇ……みたいな。町田さんが最後に直哉にかける言葉を受けてののえるくんの演技がとてつもなかった。表情の演技が大きい方ってこういう舞台作品だと映えるな、と改めて……。そして町田さんが尋常じゃなくダサくて、すごかった、だって惰性クラブのメンバーのこと馬鹿にしといて自分らだって何も出来ないじゃん。「みんな一緒やが!!」が、本当に何回も形とか色とか変えて沁みてくる。直哉、本当にありがとう……。
あと、この後お父さんと2人で話すシーンで毎回泣いてた。パブサしたらみんな各々なんかそういうシーンあるらしくてそれな、になった。
改めて梨奈ちゃんがここ惰性クラブにいる理由を言おうとするけど、直哉は言わなくて良い、忘れて、と謝る。優しいけど、かっこ悪い。ダッサいけど、かっこいい。めっちゃ複雑だけど、それで良いと思える関係性が羨ましいからかもしれない。直哉がいいなら、梨奈がいいなら、それだけで良いはずだし、それはこの世を生きるという意味でも当てはまるはずだ。
最終幕
あんまり核心つきすぎちゃうのも良くないので、ここでの事はその日その日で起きたこと書きます。
6月16日 マチネ
地震により始まってすぐのここで中断。初期微動でみんなそのまま顔見つめ合ってたけど絶対にセリフ止めなくて、でも客席でどうしてもスマホの地震警報が鳴り出してしまって、梨奈がちょっと手出してくれた瞬間の皆さんの顔が本当に切なかった……。スタッフさんが倉庫の入口から出てきて、皆様が捌けなければならない時、のえるくんは位置的に1~3番目ぐらいに捌けそうだったんだけど、最後に残って「止めさせて頂きます」「指示に従って頂ければ……」とお辞儀してから捌けてたので、胸が本当に痛かった。
10分程席で待ってるとスタッフさんから20時再開予定と言われ、15分で再開出来るスタッフさんに脱帽した。上手の倉庫の入口から5人が登場、位置について座長が深々とお辞儀して再開。流石に会場、アナウンス後とここで拍手。見津さんもちょっとお辞儀しててその感じが雄太だった……(?)。絶対絶対難しい状況だったのに、全ての皆様、改めて本当にありがとうございました。
7月5日 大阪 マチネ 大千穐楽
最後、直哉もリフティングしてた。でもボールが零れちゃってボールまた吹っ飛ぶ……? と思ったけど舞台スレスレで止められてた。その瞬間、直哉がボールをぽんぽん、と撫で始めた。この時の直哉の顔がすごい優しくて愛おしそうで、でものえるくんとは違くも見えて……だけどのえるくんが演じなきゃ出会えない直哉くんだった。大切そうにボールを抱えて、テーブルに置いて、卒業アルバムをめくる演技で、ここからは一緒。最後だからと噛み締めすぎず、でも起こったことに正直に演技する、のえるくんだから出会えた直哉だった。
カテコ
暗転してる時にシャッターの近くに階段があるのか、そこを上ってぐるっとまわって下手の倉庫の入口と繋がる段に来て、そこでまずのえるくんがお辞儀するスタイル。チルな歌もまたここで流れてます。1回目に深々ぁ~とお辞儀してから他の演者さんを呼んで、のえるくんは下手側にくる演者さんと階段を降りる。上手側にくる演者さんはドアから来る。10人なのでのえるくんが町野さんと0番挟んでお辞儀。捌ける時ものえるくんは倉庫の入口から。なかなかないカテコだな~と思って書き記したくなって書いてみた。
6月16日 東京 マチネ
カテコ3回。袖から出てくるのえるくんが本当に肩が震えてるというか、なんというか、な感じだったんだけど、他の出演者さんが捌けた後でのえるくんだけ拍手を止めてご挨拶。「皆さん……」と言葉詰まりそうになってて大丈夫かな、と思ったら「怖かったっすか?」とか聞き出すので貴方がねーーーーー!! になった。「今日は1幕でボールが落ちたり……」でちゃんとお客さんが笑って良いように話すのえるくんが本当に大好きなのえるくん、なんだけど、絶対怖かったろうな……。「一緒にここを守って下さってありがとうございました」「皆さんも大切な場所を守れる人でいてください」……なかなか言える事じゃないよ……!! 話してる間ずっと顔をぎゅ、とか、くしゃくしゃ、とさせてた。挨拶中も挨拶後も拍手何回したことか。その拍手に負けない声で、「気をつけてーっ!!」と叫び、大きく手を振り、深々とお辞儀して、また顔をぎゅっとさせて、捌けてらっしゃった。これを書き終えて公開する頃に読まれたとて仕方ないかもだけど、改めて、本当に、お疲れ様、ありがとう。
6月17日 東京 ソワレ
カテコ3回。「皆さんも時々卒業アルバムめくって見てくださ~い!!」だって。かわいすぎて流石にめくった。舞台「全ての幸運を手に入れた男」の時と同様にきっと毎回こうやって言ってくれてるんだよね。本当に優しいお方だ……。
7月5日 大阪 マチネ 大千穐楽
カテコ4回!! 3回目のカテコで立ち上がった観客の皆様が漂白剤撒かないと有り得ないぐらい白すぎてすごかった。ここまでのは見たこと無いかも。「いつからだって、どんなときだって、新しい一歩を踏み出せるんじゃないかな、と思ってます。ありがとうございました!!」と締めて一度捌けてた。
4回目のカテコでは皆さん一列になられて挨拶。なのに本当にのえるくんと村田さんしか喋らない。すんごい演技するのにかわいい方たち。話振られると思ってないから仲村役の佐藤さんと順平役の亮平くん(by 座長)は標準語だけど役が抜けない感じで話してて本当にシャイな役者さんだ……ななった(?)。
村田さんはというとのえるくんの全ボケを拾っててめちゃくちゃ笑ってしまった。「30分ぐらいで来られる人ー?」とのえるくんが言うと3割(!?)ぐらいの人が手を挙げて、「じゃあ31分で来られたよって人ー?」に「ええんよ……」ともう呆れたり、那須さんの衣装の背中のキャラがしいたけを被ってるの見て「どういうこと?」とのえるくんがなってると「宮崎はしいたけ有名なんすよ」と補足して下さったり……。まじで書いて思い出す度に脳みそでのえるくんと村田さんしか喋ってない……不思議な人たち……。
「東京公演では地震が起きたり……ボールが飛んできたり……」と語られる伝説の和希。でも和希本人はめちゃくちゃリアクションするとかじゃなくて面白い。畳み掛けるように村田さんが「昨日(多分3日の公演のこと)は窓が落ちてきて……」って言い始めてそうなん!? になった。しかも公演中に直ってたらしい。3日、ヤコバ乗るの必死でTwitter見てなかったからここで新鮮に知ってしまった。すごいスタッフさんたちだ……。
のえるくんが「メンバー……メンバーって言っちゃった」と鼻をかいてる(かわいい)と光の速さで見津さんがTJポーズしてらっしゃった。梨奈役の金子さん亮平くんこと内田さんもそれに気づいてTJポーズしてどんどん広がって……って中村まことさん見たらめっちゃ踊ってた。のえるくんが中村さん真似して……そのままDisco Baby踊ってた。Disco Baby♪ のとこ。めちゃくちゃ会場盛り上がった。今書いてても信じられない。
所感
これは「される側のふてぶてしい態度」ではなく、「する側としてのマインド」として捉えて欲しいのだが、正直なところ、他人に優しくするのはごくごく当たり前だと思う。勝手に町長が「明らかな弱者」として仲村さんを見定め、優しくする態度にまず、不信感しか無かった。それで尚、直哉たち惰性クラブの面々を不審者扱いするのだから、心底軽蔑した。取り纏め、統べる立場にある長が、民々全てに優しく無いのでは意味が無いし、当たり前の事が出来ない人なんだ、と返ってこちらが優しくなくなる。言ってる傍から自分も優しく出来ていない。そう、斯くして当たり前の事を続けるのは、本当に難しいのだ。
「労働」という、多くの人にとって当たり前の事が、どうしても出来ないという事実を、自分も体験したし、何度もこの目で見てきた。「言われたことを言われた通りにやる」事が出来ない人は本当にいる。それをちゃんと負い目として捉える直哉たちは、負い目と捉えられるレベルに心が通ってるから悩むし、藻掻くし、もう嫌だ、と安心する場所へと逃げる。誰にとっても安心する場所はあって良いのに、このままじゃいけないと最後にぶっ壊す。そうあるべきかどうかと聞かれたらそうなんだけど、当たり前のことをするのは難しいという事実がある限り、すごい決断に思える。
と、まとめる自分は甘いのだろうか。逃げるのにも理由がある、惰性には訳がつきものだったりする、そもそも当たり前のことをし続けるのが難しいから惰性という概念と言葉がある、と思うのはよくないのだろうか。でも誰か1人ぐらいこう思わないと、この世界ってもしかして救いが無いんじゃないか。こうあるべき、に負けてしまう人の味方で在りたい。それが難しいなら、せめて惰性クラブのみんなの事は愛したい。愛させてほしい。倉庫に集まって何やらやってる、だけでは説明がつかない程、個性とひたむきさに溢れた人たちばかりだったから。
ここまでお読み頂きありがとうございます! 薮宏太くんのオタクとしてもブログ書いてます。是非に。↓


























